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月単位のアーカイブ: 1月 2008

専門家と人気者

 日曜日に行われた大阪府知事選挙では、タレントで弁護士の橋本氏が圧倒的な強さで当選しましたが、やはり、知名度というか人気というものはすさまじいものがありますね。
 大衆の支持の前では、何もかもがふっとんでしまうという状況でしょうか。どのように大阪を変えていくのか楽しみなところですが、元公務員として気になるのは、知事に就任してからあ府庁の役人とどう向き合っていくのかということです。
 テレビでのイメージから、まぁ、世知にたけていそうですから、上手い具合にすりぬけていくような気もしますが、府庁の職員はなかなか辛い雰囲気だろうな。前の知事も厳しかったという話を聞いたことはありましたが、今度は、パフォーマンスもあってもっと厳しいかも。テレビカメラの前でわざとらしく、年配の職員が怒鳴られたりするんでしょうか?
 それでも、多くの公務員は仕事を続けるんでしょうね。今更辞めても、公務員以外を知らない人が民間にいけるわけもないので、若い知事の下で、今までのプライドをさんざん蹴散らされて、残りの公務員人生を終える人が増えるかもしれませんね。
 元役人として思うのですが、選挙って一体何でしょうか。ポストバブル以降、選挙で通れば何でもやっていいような雰囲気があまりにも強くて、辟易することがあります。
 そんなことをわかっている野心家の若者が政治家を目指す現状をみると、益々、嫌悪感を募らせてしまうのですが、それに表だって反抗できない専門家の根性のなさにも辟易します。仮に、専門家(ここでは主に公務員を指していますが)にそこまでの根性があったなら、財政赤字を含めて、ここまで日本は悪くなっていなかったと思うと、どっちもどっちという感じでしょうか。
 何れにしても、選挙で通った人間は、専門性を無視して何でもやっていいという今の風潮が続ければ、公共分野で専門性を発揮しようという優秀な人材は益々いなくなることだけは間違いないでしょう。
 これから10年くらいしたら、そこそこ頭の良い人間は全員外資に行くか、米国の研究機関にいくか、政治やマスコミと関わらないですむような合理的世界(企業など)に行くのでしょう。そして、公務部門には何の気概もない人間だけがたまるのかもしれません。
 もう少し、国家のことを考える専門家を育成するためにはどうすればいいか、ということを考えてみるべきだとおもうんですが。

ブログの執筆についての新年の誓い

 今日は。兵庫県立大学の中野雅至です。ブログを立ち上げてから相当時間が経過しているのですが、ずっとテスト運用中でした。古いタイプの人間なのでしょうか、立ち上げてはみたものの、なかなか書くという習慣が続かなくて、ついつい延びてしまいました。
これからは少しこまめに書いてみようかなと思いました。そんなことを思ったのも、今日、我が大学で開催された課外授業のシンポジウムで、様々な通信業者の人から刺激的な話を聞かされたからです。
我々のような大学教員は、普段、世間の話を聞けてなくて、人との接触も少ない部類に入るだけに、刺激的な話などを聞くと、俄然やる気がでてきます。
私はプロフィールにもあるように、厚生労働省の役人から大学教員に転職しました。それも役所が世話する天下りではなくて、自分で書類を書いて、様々な大学の公募に応募して、やっと今の職場にたどり着きました。まぁ、それなりにプライドも傷つきながら、職を得たつもりです。
転職した当初は、毎日、好きな勉強をして文章を書いていることに満足できたのですが、時間がたつと、一人で研究室で黙々と研究を続けるというのはなかなか辛い作業であることもわかってきました。
昨年は、総理官邸で開催されていた「官民人材交流センターの制度設計に関する懇談会」の委員として、1週間に1度程度は総理官邸に行っていたので、「さみしい」とは思わなかったのですが、今年に入ってから少し暇になると、妙に人懐かしくなっています。
そんなことを思いながら、今年はブログをがんがん書いていこうと思います。