自民党にも少しは意地があるらしい
「東国原氏擁立 各派が反対論」
自民党の古賀誠選対委員長が次期衆院選で、同党から東国原英夫(ひがしこくばる・ひでお)宮崎県知事の擁立を目指していることに対して9日、各派閥の幹部からは反対論が相次いだ。
伊吹文明元幹事長は伊吹派総会で「苦しくても、面白番組的なポピュリズム(大衆迎合主義)だとか、スローガンだけの政治から決別しないといけない」などと東国原氏の擁立の動きを批判した。津島雄二元厚生相も津島派の総会後、記者団に「国民は厳しく見ている。マスコミの寵児(ちょうじ)になっている人に興味を持つのはいいが一線を画すべきだ」と苦言を呈した。
町村派代表世話人の谷川秀善参院幹事長も記者団に「政策を訴えるべきなのに(集票が見込める候補を求めて)右顧左眄(うこさべん)するのは本末転倒だ。奇をてらうのは感心しない」と語った。
7月10日7時56分配信 産経新聞
こんな記事をみていると、まだまだ自民党もやれるかもしれないと思うんだが、もし、これが自作自演だとしたら、これまたすごい高等戦略だと思う。
しかし、自民党の昔の議員にそんなセンスがあるとは思えない。ということは、長老議員などは真面目にポピュリズムになってはいけないと思っていることなんだろうか。
自民党は早めにマニフェストを作って、愚直に自分達が追い求める社会像や国家像、追求すべき政策を明示して、国民に問うべきだ。国民の民意を受け身的に集約するということでは情けない。しかし、自民党にそんな積極的な民意があるとも思えない。
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