メディアはどこまで学んだのか?
橋下大阪市長や大阪維新の会に関する報道の多さは、いつもながらすごい。彼らの取組に相応の意義・意味があるため、こんなすごい報道量になるのだろうし、橋下氏の発信力のすごさもあるのだろう。
それにしても、たった1回の選挙でこれだけ変わるとは・・・と思うと、日本社会って・・・と思うと同時に、これだけよくも大阪維新の会の記事ばかり書く新聞って・・・と思ってしまう。
小泉総理時代、メディアは利用されたとか、小泉に敗北したとか色々と言われたけど、橋下氏を巡るメディア報道を見ていると、それほどメディアは大きく変わっていないと思わざるを得ない。
彼らの主張は異論反論はあるにしても、世の中の半数近くの人がうなづくものであることが多い。それをわかっていて世間に投げかけて反応を見るというのがスタイルだろう。間違っても世の中の90%が反対するような論点・政策の提示は少ないと思う。
それをわかっていて、毎日、毎日、新聞に載せるのはなぜだろう?世の中にはもっといろんな取組があるだろうし、近畿圏に住んでいる僕としては、他の地方自治体の地道な取組を知りたいと思うのだが、僕がとっている橋下氏に批判的な新聞は、批判しているつもりかもしれないが、毎日、橋下氏の記事ばかり書いている。新聞記事を書いている人間は、世の中に問題提起しているつもりかもしれないが、僕から見れば、橋下氏に対する実に効果的な宣伝になっている。
書くことがないのであれば、夕刊など廃刊にすればいいと思うし、もっと違う取組を探して取材するのもマスコミの役割だと思うがいかがだろうか?
こういうのを見るにつけ、メディアは学習していないと思うのだ。
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