厚生労働省の不祥事
厚労省で、また、不祥事が発生した。このところ、何の問題もなかっただけに少し残念だ。しかも、障害者団体のために特別に認められた制度を悪用していた問題と関連しているだけに、国民や社会からのイメージは非常に悪い。
どこまで組織的に関わっていたのかはまだまだ未確定だが、仮に万が一、課長クラスの人が関わっていたとすると、やはり、ダメージは大きいだろう。同じ不祥事でも印象の良いものと悪いものがある。今回の不祥事が課長クラスまで巻き込んだものだとすると印象が悪すぎる。また、文書偽造もせこすぎる。わざわざ既存の決裁を切りばったりして、高校生が定期券をコピーしてバレルのと大差ない。
それにしても、僕の記憶では、旧厚生省というのは旧労働省と違って、法律が多いこともあって、文書管理や文書規程は割合うるさいところだった。僕は課長補佐の時、部下が一人もいなかったので、自分の名前で決裁を起案したことがあるが、隣の課の「しっかりした係長」に、「補佐、補佐は起案できないんですよ」という至極真っ当な指摘をされた。彼は文書規程を真面目に読んでいた。
そんな真面目な文書管理の習慣がある組織であるということを裏返せば、何となく、今回の文書偽造は組織犯罪っぽいかな・・・・。
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