2012/2/18 土曜日

著名人のツイッターはものすごい威力?

Filed under: 未分類 — 中野雅至 @ 11:20 AM

 先週の木曜日に毎日放送の「ちちんぷいぷい」という番組で、大阪維新の会の政策に論評を加えたところ、橋下大阪市長からいろいろと反論をもらたったようだ。
 僕自身はツイッターをやらないものだから、気づくのが遅くなってしまったが、フォロワーの数をみてびっくりした。
 それはさておき、僕がベーシックインカムが小さな政府路線や自立・自助という概念と両立しないと述べたのは、基本的に、大きな政府や小さな政府というのは、国家と社会・個人の関係と捉えているからだ。
 確かに、社会保障経費・公務員経費などは政府の規模を見る指標にはなるが、基本的には政府の介入度合いで計られる。その意味では、規制が表面的な最も指標としてはわかりやすい。今でも総務省は規制の数をカウントしているはず。
 何れにしても、政府が個人にお金をばらまくというのは、介入中の介入だと僕は思う。基本的に自立や自助と両立しない。繰り返すが、政府の大小は、政府が社会や個人にどれだけ介入するか、介入させないかというのが着論点。
 橋下大阪市長は、「ベーシックインカムは不可能な制度だと言われています。だけど研究の一考はある。これは単純なばらまきではありません。福祉国家を歩みつつある日本。複雑怪奇な補助・助成制度。これによって行政組織は肥大化。色んな中間団体が存在し、天下りもごろごろ。これをバサーット整理する。」と述べている。
 確かに、BIを大きな政府からの視点でも、小さな政府からの視点でも論じることは可能で、小さな政府論の主張には、行政経費を削減するということがあるが、行政経費の削減は二次的な問題にすぎない。
 政府が介入するかどうかというのが基本だ。例えば、わずかたった一人のリーダーとわずか数人のテクノクラートがITで整備された政府ですべての意思決定を行い、国民に一人月10万円をBIとして配布する。この場合、僕の頭の中では、明らかに大きな政府ということだ。
 何れにしても、ここまで主張するのだから、今後はBIが政策の目玉として出てくるのだろうが、BIに行き着く前に、セイフティーネットには様々な種類があるのだから、いくつかの対案は既成政党からも出てくるだろう。
 経済成長と終身雇用が崩壊して、セイフティーネットが大きな論点になっていることは事実。BIまで至りつかずとも、様々な政策が提案されそうで、面白い状況になってきた。
 

コメント (2) »

  1. 中野さんの発言はニコ動で見ました、橋下市長のTwitterも読みました。中野さんの意見に橋下市長が意見した、それだけだと思いました。

    ただ、MBSは反橋下の放送局です、特に西アナウンサーになってからヒステリーだと思うほどぷいぷいは酷くなってきたので録画は止めました。西さんは局アナなので反橋下のコメントをコメンテーターに言わそうと誘導していることが多々あります。吉本タレントや芸人さんはその空気を察知して上手くかわしていますが、たまに誘導されて自爆しているタレントさんもいます。

    言いたい事を言われるのは当然ですが、MBS(特にMBSラジオ)に出演される場合はその辺りをお考えになられた方が中野さんにとっても良策だと思います。

    コメント by KAZU — 2012/2/18 土曜日 @ 9:39 PM

  2. なんだかここまで読んで、あまり意味がないご意見なのに、MBSに良いようにつかわれちゃってるのかなと思いました。反論されたら、正しい反論が出来ないとコメンテータは生きていけないでしょうから、ご発言には気をつけた方が良いでしょ。代案を正しく提示するというのが議論の始まりと思います。

    コメント by きよ — 2012/3/6 火曜日 @ 12:53 AM

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