2009/6/3 水曜日

学者という商売は孤独行

Filed under: 近況報告 — 中野雅至 @ 6:21 PM

厚生労働省に勤務していた頃は、(特に、辞める前などは)、早く大学に転職したくて仕方なかった。誰にも邪魔されずに、自分のペースで仕事をできるなんて夢みたいと思っていたからだ。実際、転職してみて、その予感や期待は正しかった。完全な個室勤務で誰に邪魔されるわけでもない。授業や学内行政などの仕事はあるものの、それは役人時代と比べものにもならない。(比べること自体、失礼なことなのかもしれないが・・・)

セルフマネジメントさえしっかりしていれば、これほどおもしろい職業はないことは事実だが、転職して6年目、私はそろそろ違うものを感じている。それは個室勤務の個人業務は孤独で、しゃべり相手もいなくて、黙々とワープロと資料と本に向かう孤独な作業だということだ。この孤独な作業を楽しいと思うか、遠い将来に孤独な作業が何らかの実を結ぶかという期待でもない限り、これは一種の修行に近い気がしてきた。

そう思うと、役所時代は楽しかった。中央官庁には議論を尊ぶ風潮があって、職場で色々と議論しながら仕事ができたから、孤独なんて感じたこともなかったし、ぽっかり一人で考えることもなかった。

そういえば、今日も妻・子供と朝話しただけのような気がするが・・・・。

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